簿記

【学生・社会人の方へ】簿記を勉強する3つのメリット

こんにちは。簿記検定を会社で取らされる、学校で取らされるという方結構いらっしゃると思います。
ですが、簿記を勉強すると色々なメリットが出てきます。
今回は簿記を勉強するとなにが変わるといったところ書いていきたいと思います。

そもそも簿記ってなに?

簿記とは一般には企業などの経済主体がおこなう取引(物を仕入れる。仕入れた物を売る。機械を買う等)や会計事象(例えば、災害で工場が被災した。)を記録することです。簿記は帳簿記録の略語ともいわれています。

(Book Keeping(英語では簿記のことをブックキーピングと言います)が訛ったものと言う節もあります。)

皆さんも子供の頃にお小遣い帳をつけてみたり、お母さんが家計簿をつけたりしていたことはありませんか?あれも立派な簿記です。

簿記では、取引や会計事象ごとに帳簿に記録(簿記の世界では帳簿に記録することを仕訳きると言います。)して、集計し、最終的に貸借対照表、損益計算書及びキャッシュ・フロー計算書などを作成して開示します。

簿記ができるようになるとどうなる?

よく、テレビなどで、「○○株式会社の✖️✖️年3月期の営業利益は過去最高益の■■兆円〜」のような決算発表のニュースを聞いたことはありませんか?

皆さんが知っている有名な企業は少なくても年に1度、上場企業であれば四半期に1度、決算短信や四半期報告書、有価証券報告書を作成して投資家や債権者、取引先など広く利害関係者に開示しています。これらの開示には財務諸表という企業の経理の状況に関する情報が含まれています。利害関係者は財務諸表をもとに、投資をするか否か、融資をどの程度するか、与信をどの程度与えるかなどを判断しています。

財務諸表には

  1. 貸借対照表
  2. 損益計算書
  3. キャッシュ・フロー計算書

という財務三表が含まれています。

会社の財政状態・経営成績がわかるようになる

これらが読めるようになると会社の財政状態(会社がどこから資金を調達し、どのように投資しているか)、経営成績(会社が儲かっているか)、キャッシュ・フローの状況(お金がどのように使われているか)がわかるようになります。

就職や転職に有利になる

また、簿記の能力を問う検定試験があり、検定試験をパスすると履歴書にも書けるようになります。入試、就職や転職で有利に働きます。企業にお勤めの場合には資格手当として月に数千円の手当がつくこともあります。

テレビやネットの経済系のニュースがわかる

すでに就職をしている社会人の方も一度簿記を勉強して見ると、自分の会社の財務諸表が読めるようになり、新たな視点から自分の会社を見ることも出来るようになると思います。また、取引先の会社についても見方が変わってくると思います。テレビやネットの経済系のニュースも少しづつわかることが増えてくると思います。

まとめ

入試や就職、転職を有利に行いたいと思う方、何か自己研鑽をしてみたいと思った方、ぜひ簿記を勉強してみてください。また、簿記の能力を形に残したいと思う方は、日商簿記検定の3級からチャレンジすることをオススメします。(簿記検定試験にチャレンジしてみよう!にも書いていますが、日商簿記が一番メジャーな資格です。これを受けておけば間違いないと思います。)今までとは少し違った視点から会社を見る目が養われると思います。