「投資を始めたいけど、何を読めばいいかわからない」

そう感じて、とりあえずAmazonで「投資 本 おすすめ」と検索した経験はありませんか?

私もそうでした。20代後半、周りに勧められて投資を始めようとしたとき、本の多さに途方に暮れました。

この記事では、公認会計士として財務・会計の知識がある私が、実際に読んで「これは本当に良かった」と感じた本だけを厳選して紹介します。

難しい理論の話はしません。同じ本を読んだ投資家として、正直な感想をお伝えします。


この記事を読む前に知ってほしいこと

投資初心者が本を読むとき、一番やってしまいがちな失敗があります。

それは「テクニックを学ぼうとすること」です。

「どの株を買うか」「いつ売るか」そういった知識より、まず大切なのは**「投資に対する正しい考え方」**を身につけることです。

今回紹介する7冊は全て、その「考え方」を作ってくれた本です。


① 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

こんな人におすすめ:投資の「い」の字も知らない超初心者

正直に言います。投資本の中で、初心者に一番最初に読んでほしい一冊です。

タイトルの通り、何もわからない人が著者の山崎元さんにお金の増やし方を聞くという対話形式で書かれています。難しい用語は一切出てきません。

この本を読んで一番良かったのは「こんなにシンプルでいいんだ」と思えたことです。

投資って難しそう、という思い込みが一気に消えます。投資デビュー前の方に強くおすすめします。


② 本当の自由を手に入れる お金の大学

こんな人におすすめ:投資だけでなくお金全体の考え方を学びたい人

両学長のお金の大学は、投資だけでなく「稼ぐ・貯める・守る・増やす・使う」というお金の5つの力を体系的に学べる本です。

読んで感じたのは「投資は最後のステップだ」ということ。まず固定費を削って、貯蓄率を上げて、その上で初めて投資が意味を持つ。この順番を理解できた本です。

YouTubeでも有名な両学長ですが、本にまとまっているので体系的に学べます。投資を始める前の「土台作り」として読むのに最適です。


③ バビロン大富豪の教え

こんな人におすすめ:お金の本が苦手・活字が苦手な人

「収入の一部を必ず自分のために残せ」

この一言に尽きる本です。古代バビロニアを舞台にした物語形式なので、投資本が苦手な方でも読みやすいのが特徴です。

投資がうまくいかない人ほど、この本が伝える「まず貯める習慣」という土台が弱いことが多い。公認会計士として多くの財務状況を見てきた経験からも、これは本当だと思います。

難しいことは何も書いていません。でも書いてあることを実践するだけで、確実にお金が残るようになります。


④ お金は寝かせて増やしなさい

こんな人におすすめ:インデックス投資を始めたいが不安な人

投資本の多くは「仕組み」を教えてくれますが、この本は「感情」を教えてくれます。

含み損が出たときの不安、暴落時の焦り、周りと比べて焦る気持ち。こういった投資をしていると必ず直面する感情がリアルに書かれています。

私がコロナショックのとき売らずに買い増せたのは、この本を読んでいたからかもしれません。「不安になるのは自分だけじゃない」と思えたことが大きかったです。

積立投資を始める前に読んでおくと、相場が下落したときに慌てなくて済みます。


⑤ Just Keep Buying

こんな人におすすめ:タイミングを考えすぎて投資を始められない人

「今は高値じゃないか」「暴落を待つべきか」「一括と積立どっちが正解か」

こういった悩みを、感覚ではなくデータで解決してくれる本です。

読後の一番大きな変化は「投資のタイミングを考えなくなった」ことです。データが示すのは、長期では「今すぐ始めること」が最善策だということ。

公認会計士として数字を見る習慣がある私でも、この本のデータには説得力がありました。考えすぎて動けない方に特におすすめです。


⑥ 普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方

こんな人におすすめ:投資を始めたが余計なことをしてしまう人

この本の核心は「100点を狙わなくていい」という考え方です。

投資を始めると「もう少し増やしたい」「人よりうまくやりたい」と欲が出てしまいます。それこそが失敗の原因だと、非常にわかりやすく説明されています。

私自身、この本を読んでから無駄な売買をしなくなりました。日本人向けに書かれているため、NISAやiDeCoとの連携についても具体的に学べます。

投資を始めた後に読むとより効果的です。


⑦ 敗者のゲーム

こんな人におすすめ:インデックス投資に半信半疑な人

7冊の中で一番難しめですが、その分得られるものも大きい一冊です。

なぜ市場に勝とうとすると負けやすいのか、なぜ売買を繰り返すほど不利なのか。これらがプロの視点から徹底的に説明されています。

この本を読んでから、インデックス投資が「なんとなく無難な選択」ではなく「最も合理的な戦略」だと確信できました。

最初の1冊としては難しいので、①〜⑥を読んだ後に読むのがおすすめです。


おすすめの読む順番

投資ゼロの初心者なら、この順番で読むのが最も効果的です。

Step1(土台を作る) ① 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! ② お金の大学 ③ バビロン大富豪の教え

Step2(投資の感情を学ぶ) ④ お金は寝かせて増やしなさい ⑤ Just Keep Buying

Step3(戦略を固める) ⑥ 普通の人が資産運用で99点をとる方法 ⑦ 敗者のゲーム

Step1だけ読めばすぐに投資を始められます。Step2・3は始めてから読んでも十分です。


本を読んだら次にやること

ここまで読んでいただいたなら、どの本を読むかはもう十分わかったと思います。

ただ正直に言います。本を読むだけでは資産は1円も増えません。

大切なのは、少額でもシンプルに、すぐ始めて何もしないで続けることです。

そのためにまず「証券口座を開く」という一歩を踏み出してください。口座を開くだけなら無料で、今すぐできます。

本を読んで知識を得たら、あとは行動するだけです。1日でも早くスタートした人が、長期では圧倒的に有利になります。


※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

【筆者プロフィール】現役監査法人勤務の公認会計士。CPAラボ(cpalabo.com)にて会計・簿記・キャリア・お金に関する情報を発信中。