公認会計士が宅建試験を受けてきた【当日レポート・自己採点37点】

2021年10月17日、令和3年度の宅地建物取引士試験を受けてきました。

8月のお盆休みから約2ヶ月、監査法人勤務の合間を縫って勉強してきた集大成です。この記事では試験当日の流れ・本番での感触・自己採点の結果までをリアルにレポートします。

勉強法の詳細については別記事にまとめています。

公認会計士が宅建を3ヶ月で一発合格した勉強法【スタディング活用】この記事は、宅地建物取引士試験に合格して不動産業界に就職・転職したい方、不動産業界に就職しており、宅地建物取引士試験に合格して昇進したい方、宅地建物取引士試験の合格を効率的に勝ち取りたい方に私のやった勉強を紹介したいと思います。...

試験当日の朝:会場には30分以上前に到着

試験会場には30分以上前に到着しました。

早めに着いた理由は単純で、当日に焦りたくなかったからです。公認会計士試験でも試験前の時間の使い方が重要だと学んでいたので、余裕を持って行動するようにしています。

待機時間にやっていたのはスタディングの直前対策講座のレジュメ確認です。竹原先生が作成したレジュメは非常にコンパクトにまとまっており、直前の最終確認に最適でした。試験会場でも周りの受験生がテキストや問題集を広げている中、私はスマホ一台でレジュメを確認していました。

緊張具合は「少し緊張したが落ち着いていた」という感じです。不動産業界の監査対応という実務上の目的があったため、「落ちたら困る」というより「受かったら嬉しい」というメンタルで臨めたのが良かったかもしれません。


試験本番:時間配分と各分野の感触

宅建試験は50問・2時間の試験です。

時間配分

各問ムラなく解けました。1問あたり約2〜2.5分のペースで進め、時間が余るくらいの感覚で解き終えました。試験前に模擬試験で時間感覚を身につけておいたことが功を奏しました。

各分野の感触

権利関係(民法等)14問 予想通り、ここが一番苦労しました。勉強期間中も最後まで苦戦した民法は、本番でも難しく感じました。

対応策として、まず一通り全問を解き、わからない問題には印をつけて後回しにしました。後から時間をかけてじっくり考えることで、少し落ち着いて解答できました。それでも自信を持って答えられた問題は半分程度で、残りは消去法での判断でした。

宅建業法 20問 ここは比較的スムーズに解けました。スタディングのテーマ別過去問で繰り返し練習していた分野なので、問題を見た瞬間に「これは知っている」と感じる問題が多かったです。

法令上の制限 8問 暗記系の問題が多く、準備通りに解けました。

税・その他 8問 こちらも安定して解けた分野です。

全体の難易度について

試験全体を通じて「前年よりやや難しい」という印象でした。特に民法は知識の深いところまで問われる問題があり、表面的な暗記だけでは対応できない設問もありました。

自己採点の結果:37点

解答速報が出揃ったタイミングで自己採点しました。

今年の試験は各予備校の解答が一致しており、解答が割れる問題はありませんでした。

自己採点の結果

分野得点満点
権利関係(民法等)9点14点
宅建業法16点20点
法令上の制限6点8点
税・その他6点8点
合計37点50点

結果を見たとき、正直ホッとしました。

予備校各社の合格ラインは35点±1点。37点であればマークミスがない限り合格圏内です。民法で9点しか取れなかった点は悔しいですが、他の3分野でしっかり得点できたことが結果につながりました。

振り返ると、民法を完璧にしようとせず、宅建業法・法令上の制限・税その他で安定して点を取る戦略が正しかったと思います。

参考にユーキャンさんの解答速報のリンクを貼付しておきます。

https://www.u-can.co.jp/%E5%AE%85%E5%BB%BA/sokuhou

公認会計士として宅建試験を受けて感じたこと

公認会計士試験と宅建試験を比べると、性質が全く異なります。

公認会計士試験は理解と応用が問われますが、宅建試験は「正確な知識の暗記」と「問題形式への慣れ」が重要です。この違いを最初に理解できたことで、勉強の方向性を間違えずに済みました。

また、不動産会社の監査を担当する立場として受験したため、試験勉強を通じて「なぜこのルールがあるのか」が実務とリンクしながら理解できたのは大きな収穫でした。


まとめ

  • 試験会場には30分以上前に到着し、スタディングのレジュメで最終確認
  • 民法は後回し戦略で対応・他の分野で確実に得点
  • 自己採点37点・合格ラインを上回りホッとした
  • 民法以外の3分野を得点源にする戦略が有効

正式な合格発表後、改めてご報告します。

勉強法の詳細はこちらにまとめています。


※本記事は2021年10月時点の情報です。合格ラインは年度によって異なります。最新情報は(一財)不動産適正取引推進機構の公式サイトでご確認ください。

【筆者プロフィール】現役監査法人勤務の公認会計士・宅地建物取引士。CPAラボ(cpalabo.com)にて会計・簿記・キャリア・お金に関する情報を発信中。