マネーフォワードMEの使い方とプレミアム会員のメリット 8年使い続ける公認会計士が解説
「家計簿アプリって結局どれがいいの?」「マネーフォワードMEって聞くけど、プレミアムにする価値あるの?」
そう感じている方に向けた記事です。
私は公認会計士として財務・会計の仕事をしながら、約8年前からマネーフォワードMEのプレミアム会員として使い続けています。「使ってみたけど続かなかった」という多くの家計簿アプリの中で、ストレスなく続いている唯一のアプリです。
この記事では、家計簿アプリ初心者の方に向けて、マネーフォワードMEの使い方・実感しているメリット・プレミアム会員にする価値について、忖度なしで解説します。
マネーフォワードMEを使う前と後で何が変わったか
正直に言うと、マネーフォワードMEを使う前の私は、自分の資産状況を月に1回程度しか見ていませんでした。
それも預金口座と証券口座をそれぞれ別に確認するだけで、「自分の総資産がいくらあるか」を正確に把握したことすらなかったと思います。
マネーフォワードMEを使い始めてからは、状況が一変しました。
| 項目 | 使う前 | 使う後 |
|---|---|---|
| 資産確認の頻度 | 月1回程度 | 毎日数回 |
| 総資産の把握 | 正確には分からない | 一目で分かる |
| 家計の収支 | 把握していない | グラフで月次確認 |
| 貯金能力 | 普通 | 見違えて向上 |
特に貯金能力は本当に見違えて上がりました。理由はシンプルで、「自分のお金の動きが完全に見える化された」からです。
マネーフォワードMEとは
マネーフォワードMEは、株式会社マネーフォワードが提供する家計簿・資産管理アプリです。
最大の特徴は、銀行口座・クレジットカード・証券口座・電子マネー・ポイントなど、お金に関わるあらゆるサービスを自動連携できる点です。
連携設定をすれば、入出金やクレカ利用が自動的にアプリに反映されるため、手入力で家計簿をつける必要がありません。家計簿が続かなかった人ほど、その自動化のすごさを実感できると思います。
私が実際に連携しているサービス
参考までに、私がマネーフォワードMEで連携しているサービスは以下の通りです。
- 銀行口座(複数)
- クレジットカード(複数)
- 証券口座(NISA・iDeCo)
- 暗号資産取引所
- ポイント・Suica・財布の中の現金
- 企業年金
- ANA・JALのマイル
これだけ多くのサービスを連携できる家計簿アプリは他にありません。「自分のお金の全体像」を一つのアプリで把握できるのは、マネーフォワードME最大の強みです。
私が毎日見ている3つの機能
マネーフォワードMEには多くの機能がありますが、私が毎日使っているのは以下の3つです。
①資産推移グラフ
総資産がどう変化しているかが一目で分かるグラフです。
「先月より資産が増えた」「今月は給料日後で大きく増えた」「相場が下がって資産が減った」など、自分の資産の動きを毎日確認しています。
長期的に右肩上がりのグラフを見ると、資産形成のモチベーションが本当に高まります。これだけでもプレミアム会員になる価値があると思います。
②家計グラフ(収入・支出・収支)
月ごとの収入・支出・収支がグラフ化されます。
「今月はどの月より使ったか」「収支がプラスかマイナスか」を視覚的に把握できるため、無駄遣いに気づきやすくなります。
③口座一覧(銀行・クレカ・iDeCoなど)
連携している全ての口座の残高が一覧で見られます。
「メインバンクにいくら」「ネット銀行にいくら」「証券口座にいくら」と、全資産が一画面で確認できるのは想像以上に便利です。
「貯金能力が上がった」と感じた瞬間
マネーフォワードMEを使い始めて、貯金能力が見違えて上がりました。
特に効果を実感したのは、無駄な支出を削れたタイミングです。
具体的には以下のような気づきがありました。
- サブスクで使っていないものに月数千円払っていた
- コンビニでの小額決済が積み重なって月1万円超えていた
- 飲み会・外食が月の収入の○%を占めていた
- 公共料金・通信費が高すぎた
これらは、家計グラフで「カテゴリ別の支出」を見て初めて気づいたことです。手入力の家計簿だと、こういう「見えていなかった支出」が浮き彫りになりにくいんですよね。
無駄な支出を削った結果、自然と貯金額が増えていきました。「節約しよう」と意識しなくても、無駄が見えるだけで自然と削れます。
無料版とプレミアム会員の違い
マネーフォワードMEは無料でも使えますが、いくつか制限があります。
| 項目 | 無料版 | プレミアム会員 |
|---|---|---|
| 連携金融機関数 | 4件まで | 無制限 |
| データ閲覧期間 | 1年 | 無制限 |
| 一括更新 | × | ○ |
| 資産推移グラフ | 1年 | 無制限 |
| 月額料金 | 0円 | 540円 (資産形成アドバンスコースは980円) |
正直に言うと、無料版の「連携4件まで」は厳しいです。銀行・クレカ・NISA口座・iDeCo口座とつなげるとすぐ上限に達してしまいます。
複数の金融機関を使っている方には、プレミアム会員(月額540円)が現実的です。月540円は、無駄遣いを月1,000円減らせれば余裕で元が取れる金額です。
私が6年以上プレミアム会員を続けている理由は、「家計の見える化による効果」が月540円を遥かに上回るからです。
マネーフォワードMEのデメリット・注意点
正直に書いておくと、マネーフォワードMEにもデメリットがあります。
PayPayが直接連携できない
最大のデメリットは、PayPayと直接的なAPI自動連携ができないことです。
ただし、回避策が2つあります。
回避策①:PayPayの取引履歴をCSVでダウンロードして読み込ませる
PayPayアプリから取引履歴のCSVファイルをダウンロードし、マネーフォワードMEに読み込ませることで利用明細を反映できます。
回避策②:PayPayのお支払い元をクレジットカードに設定する
PayPayの支払い元をクレジットカードに設定しておき、そのクレジットカードをマネーフォワードMEに連携すれば、PayPay利用分もクレカの明細として反映されます。
私は回避策②を使っていますが、ほとんど不便を感じません。
連携先の金融機関のパスワードを預けることへの抵抗
家計簿アプリの性質上、銀行・クレカ等の認証情報をマネーフォワードに預ける必要があります。これに抵抗を感じる方もいるかもしれません。
ただ、マネーフォワード社はセキュリティ対策を徹底しており、上場企業として情報管理体制も整っています。
こんな人におすすめ
公認会計士の視点でおすすめできるのは以下の方です。
- 家計簿が続かなかった人
- 複数の銀行・クレカを使っている人
- NISA・iDeCoを始めて資産推移を確認したい人
- 自分の総資産を正確に把握したい人
- 無駄な支出を削って貯金を増やしたい人
- 資産形成のモチベーションを保ちたい人
逆におすすめできないのは、「銀行口座が1つ・クレカも1枚」というシンプルな構成の方です。この場合は無料版で十分です。
まとめ
マネーフォワードMEは、家計簿アプリ初心者にとって最もおすすめできるアプリです。
- 自動連携で家計簿が続けやすい
- 全資産を一元管理できる
- 資産推移グラフでモチベが続く
- 無駄遣いに気づいて貯金能力が上がる
- 公認会計士の私も6年以上愛用している
無料版から始めて、複数の口座を連携したくなったらプレミアム会員(月額500円)を検討するのがおすすめです。私自身、プレミアム会員になってから資産形成のスピードが大きく変わりました。
家計簿が続かなかった方ほど、ぜひ一度試してみてください。
※本記事は2026年6月時点の情報をもとに執筆しています。サービス内容・料金は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
【筆者プロフィール】現役監査法人勤務の公認会計士。CPAラボ(cpalabo.com)にて会計・簿記・キャリア・お金に関する情報を発信中。