「配当でお金を増やしたい」と思っても、高配当ETFってたくさんありすぎてどれを選べばいいか迷いますよね。

この記事では、国内高配当ETFを5銘柄ピックアップして、利回り・信託報酬・純資産総額など重要な指標を徹底比較します。最終的にどれを選べばいいかまで解説するので、ぜひ参考にしてください。


そもそも高配当ETFとは?

ETF(上場投資信託)とは、株式のように取引所で売買できる投資信託のことです。高配当ETFは、配当利回りの高い複数の銘柄をまとめて保有できるので、個別株を一つひとつ選ぶ手間なく分散投資ができます。

定期的に「分配金」という形で収益を受け取れるのが最大のメリット。NISAの成長投資枠を使えば、この分配金が非課税になります。


国内高配当ETF5選を比較

今回比較するのはこの5銘柄です。

銘柄名コード利回り信託報酬純資産総額構成銘柄数分配回数
NF・日経高配当50 ETF1489約3.0%0.308%約6,000億円50銘柄年4回
NF・野村日本株高配当701577約2.6%0.352%約2,200億円70銘柄年4回
iシェアーズ MSCIジャパン高配当1478約2.2%0.209%約2,000億円約40銘柄年2回
iFreeETF TOPIX高配当401651約3.2%0.209%約500億円40銘柄年4回
Tracers 日経高配当50(奇数月)約3.9%0.107%約546億円50銘柄年6回

※利回り・純資産総額は2026年6月時点の概算値。最新情報は各運用会社の公式サイトをご確認ください。


各銘柄の特徴

① NF・日経高配当50 ETF(1489)

日経平均採用銘柄のうち、予想配当利回りの高い50銘柄に投資するETFです。高配当をテーマにした国内ETFの中で純資産総額が最大規模というのが最大の特徴。純資産が大きいほど流動性が高く、売買しやすいというメリットがあります。

トヨタ・三菱UFJ・NTTといった日本を代表する大型株が中心なので、安定感があります。はじめて高配当ETFを買う人にとって最も選びやすい一本と言えます。

こんな人におすすめ:安定感重視で、まず一本買ってみたい初心者


② NF・野村日本株高配当70(1577)

国内上場の全普通株式から予想配当利回りの高い70銘柄に投資するETFです。1489が日経平均採用銘柄に限定しているのに対して、1577は上場株式全体から選ぶため銘柄の幅が広いのが特徴。70銘柄への均等分散で、特定銘柄への偏りを抑えられます。

ただし信託報酬は5銘柄の中で最も高い0.352%。長期保有ではこのコスト差が少しずつ効いてきます。

こんな人におすすめ:日経平均以外の銘柄も含めて広く分散したい人


③ iシェアーズ MSCIジャパン高配当利回りETF(1478)

世界最大の資産運用会社ブラックロックが運用するETFです。MSCIジャパン指数から配当利回りと財務健全性をもとにスクリーニングした約40銘柄で構成されます。

信託報酬0.209%は5銘柄の中でTracers(0.107%)の次に低コスト。ただし分配が年2回と少ないので、こまめに分配金を受け取りたい人には向きません。利回りも約2.2%と今回の5銘柄の中では最も低めです。

こんな人におすすめ:コストを抑えつつ、財務健全性の高い銘柄に絞って投資したい人


④ iFreeETF TOPIX高配当40指数(1651)

TOPIX採用銘柄の中から配当利回りの高い40銘柄に投資するETFです。利回りは約3.2%と今回のETF4銘柄の中で最も高く、信託報酬も0.209%と低コストです。

ただし純資産総額が約500億円と他と比べて小さめなのがネック。流動性がやや低く、大きな金額を一度に売買しようとすると不利な価格になりやすいため、大口投資家よりも少額から積み立てる人向きです。

こんな人におすすめ:少額からコツコツ積み立てたいコスト重視の人


⑤ Tracers 日経高配当50インデックス(奇数月分配型)

1489と同じ日経平均高配当株50指数に連動しながら、信託報酬0.107%という圧倒的な低コストが魅力の投資信託です。さらに分配が年6回(奇数月:1・3・5・7・9・11月)とこまめに受け取れます。

ただしETFではなく投資信託のため、リアルタイムの売買はできません。購入できる証券会社も限られている点は注意が必要です。

こんな人におすすめ:とにかくコストを抑えて、こまめに分配金を受け取りたい人


結局どれを選べばいいの?

5銘柄を比較してみると、初心者が最初に選ぶなら1489(NF・日経高配当50 ETF)が一番バランスがいいという結論になります。

その理由はシンプルで、次の3点が揃っているからです。

  • 純資産総額が最大:流動性が高く、安心して売買できる
  • 利回り約3%:高すぎず低すぎず、安定した水準
  • NISA成長投資枠の対象:楽天証券・SBI証券などで購入可能

利回りだけを見るとTracersや1651が上ですが、純資産規模や運用実績の安心感を考えると、最初の一本は1489が無難です。慣れてきたら他の銘柄を組み合わせるのも全然アリです。


NISAで高配当ETFを始めるには

高配当ETFをNISAで買うには、まず証券口座の開設が必要です。楽天証券なら口座開設・維持費が無料で、1489などの主要高配当ETFを手数料ゼロで購入できます。

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また、NISAで分配金を非課税で受け取るには、株式数比例配分方式という受け取り方法の設定が必要です。口座開設後に忘れずに設定しておきましょう。


まとめ

今回比較した5銘柄の特徴をおさらいします。

  • 1489:純資産最大・安定感◎。初心者の最初の一本
  • 1577:70銘柄への広い分散。日経平均以外も含めたい人向け
  • 1478:低コスト・財務健全性重視。分配は年2回
  • 1651:利回り高め・低コスト。純資産が小さめなのは注意
  • Tracers:最低コスト・年6回分配。ただし投資信託

「配当でお金を増やしたい」という気持ちがあるなら、まずは口座を開設して1489を1口だけ買ってみることをおすすめします。最初の一歩が一番大事です。


※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。